ミズノ JPX850 ドライバー
2014/12/16 09:00
構えてみると?
ミズノのエンジョイゴルファー向けブランドである『JPXシリーズ』の最新モデルとなるのが今回試打する、『JPX850 ドライバー』。ヘッド形状は従来モデル同様、ヒール側の絞り込みが大きい三角形。ヘッド体積440CC。前作『JPX825 ドライバー』よりも10CC体積が小さく、フェースの厚みも前作よりも2ミリほど薄い。今どきのドライバーの中では、ややコンパクトな形状である。ヘッドの色は鮮やかなブルー。ミズノらしいカラーリングだ。
ヘッド形状は目立った変化は見られないが、ソールに目を転じると、モデルチェンジによって劇的な変化を遂げている。シャフト脱着式の調整機能はもちろんのこと、ソールには5つのウエイトポートがあり、2個のウエイト(6g)を任意に配置することができる。ウエイトポートはソール中央後方に3つ、トウ側とヒール側にそれぞれひとつずつある。これにより重心の深さの調整、重心距離、重心角が調整できる。メーカー側の資料によると10通りの弾道セッティングが可能。重心距離の調整で球のつかまり、重心深度の調整で球の高さを調整できるとアピールしている。
前作『JPX825 ドライバー』では長さのバリエーションが豊富だったが、今回の『JPX850 ドライバー』ではヘッドの調整機能が豊富になっている。調整機能がどんなに豊富でも、クラブで一番大事なのはニュートラルポジションでの性能。モデルチェンジでどんな変化を遂げたのか。じっくりテストしてみたいと思う。