プロギア iD nabla RED ドライバー(2015年)
2015/02/17 09:00
クラブを計測してみると?
表示ロフト角10.5度でリアルロフト角が11.25度。フェース角が+0.25度。シニア向けだが、スペック的にはアスリート向けモデルに近い。ライ角度は62.75度で重心角は27度。どちらも捕まりを意識した数値になっている。ライ角は超アップライトだが、メーカー側の資料によると一般男性がアドレスしたライ角で構えると、フェース角が0度になるように設計しているそうだ。
シャフトについては、標準装着のM-40(SR相当)は手元が少ししなり、中間から先端がムチのように大きくしなるタイプ。典型的な粘り系シャフトだ。
長さは、メーカー値が46インチで、実測値が46.5インチ(※60度法計測)。振動数は227cpm。「M-40」(※フレックスSR相当)だが、ヘッドスピードが40m/以下の人や、パワーがある女性にも扱える仕上がりだ。トルクは7.0(※メーカー公表値)と大きく、実際スイング中のねじれ感が大きめである。
クラブ重量は純正「M-40」で272.6グラム、バランスはC9.5。長さ46.5インチでこのバランスを考えると、ヘッドは軽そうだ。45インチ換算すると290g前後。60歳以上のシニアで、体力が平均的もしくは平均以下のゴルファーや、パワーがある女性にちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | M-40(※フレックスSR相当) |
ロフト(度) | 10.5 |
リアルロフト(度) | 11.25 |
ライ角(度) | 62.75 |
フェース角(度) | +0.25 |
長さ(インチ) | 46.5 |
振動数(cpm) | 227 |