マーク金井の試打インプレッション

ナイキ ヴェイパー スピード ドライバー

2015/02/24 09:00

構えてみると?

5段階に調整できるロフト角の標準のポジションは表示ロフト角10.5度、リアルロフト角12度と少し大きめだ

『コバート』シリーズに変わってナイキの主力モデルとなるのが、今回試打する『ヴェイパー』シリーズ。ヘッドは3タイプが用意されており、今回試打するのはオールラウンドモデルとなる『ヴェイパー スピード ドライバー』(※以下、ヴェイパースピード)。シリーズ名となる『ヴェイパー』とは、ナイキブランドにとってはアスリートのパフォーマンスを上げる革新的な最上位モデルに用いられた特別な名称だそうだ。今までは、サッカーや野球のシューズに用いられている。

ブランドチェンジによってガラッと雰囲気が変わったのがカラーリング。これまでは赤がイメージカラーだったが、『ヴェイパー』ではボルトイエロー(蛍光イエロー)がイメージカラーとなっている。ソール後方が大きく凹んだデザイン、ソールのフェース側に刻まれた溝と相まって、ナイキらしい近未来的なイメージに仕上がっている。

大胆なソールデザインに比べると、ヘッド形状は丸形形状でオーソドックス。体積は460CC。投影面積が大きく、シャープさよりもやさしさをアピールしている。フェースの厚みは約56mm。クラウンのヒール側にナイキのイメージロゴである、スウッシュマークが大きめに入る。

前作同様、ヘッド脱着式の弾道調整が採用されており、ロフト角(ボールの上がりやすさ)とフェース角(ボールの捕まり)をそれぞれ別々に設定することができる。ひとつのヘッドでロフト角は8.5~12.5度の間で1度刻みに調整が可能で、フェース角をライト(オープン)、レフト(クローズ)に可変できる。

ネーミングとカラーリングがガラッと変わった、ナイキの新作モデルとなる『ヴェイパー スピード』。3機種の中でもっとも安定感があるとアピールしている。どんな弾道が出やすいか、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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