ナイキ ヴェイパー スピード ドライバー

クラブを計測してみると？

ロフト角10.5度のノーマルポジションだと、リアルロフト角が12度でフェース角が+0.75度。ライ角は60.25度で重心角は22.5度。同じロフト角で捕まるポジションに変更するとフェース角は＋2.25度となってリアルロフト角が12度となる。捕まらないポジションに変更すると－0.5度となってリアルロフト角が11度となる。捕まり具合を変更すると、それに連動してリアルロフト角も少し変わってくるようだ。計測器との相性もあると思われるが、フェース角を変えるとリアルロフト角にも少し影響が出る。

続いて、ロフト角を変更してスペックを計測してみると、8.5度に調整するとリアルロフト角は9.75度、フェース角は－0.5度。12.5度に調整するとリアルロフト角は13度、フェース角は＋2度となった。こちらも、ロフト角を大小させるとそれに連動してフェース角も変わってくる。個体差もあるだろうが、ロフト角を変えればフェース角が変わり、フェース角を変えればリアルロフト角に影響が少し出るようだ。

試打した三菱レイヨンの純正シャフト（ヴェイパーグラファイト）のSの振動数は251cpm。アベレージ向けドライバーの純正シャフトとしては平均的な数値で、手元から中間部分のしなりを感じやすい。トルクはメーカー値で4.5度。適度なねじれを感じる。長さはメーカー値、実測値とも45.75インチ。クラブ重量は312.6gでバランスがD1。25～40歳ぐらいの男性で、体力が平均的な人にちょうど良いスペックだ。

クラブ測定データ