マーク金井の試打インプレッション

三菱レイヨン KUROKAGE XT

2015/03/03 09:00

シャフトを計測してみると

振動数は261cpmと、アフターマーケットのフレックスSにしてはしっかりしている

60g台のSで振動数が261cpm。振動数は平均的だが、アフターマーケット用のSとしてはやや硬めの仕上がりだ。センターフレックス値は4.70と高い。手元側少し軟らかく、中間剛性が高いのが数値で読み取れる。シャフトの両端を持って、手でシャフトを山なりに曲げてみると、シャフトのしなり幅(たわみ幅)が少ない。中間剛性が高い手元調子で、先端側の剛性もやや高いシャフトだ。

素材の影響もあると思われるが、腰が強く、ムチとは逆でシャフトのしなり感は控えめである。FUBUKIシリーズ同様、手元調子系のシャフトであるが、KUROKAGEの方がハードヒッター向けにチューニングされている。今回は45.5インチで組み上げたが、長尺に仕上げるよりも、45~46インチぐらいで組み上げるとバランスが良さそうである。

【シャフト計測データ】
シャフト(フレックス):KUROKAGE XT60(S)
長さ45.5インチ/重さ309.2g/バランスD3/振動数261cpm/センターフレックス値4.70
(※ヘッド:テーラーメイド R15 460 ドライバー

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