コブラ FLY-Z+ ドライバー
2015/04/28 09:00
クラブを計測してみると?
ノーマルポジションでロフト角10度だと、リアルロフト角は10.5度。フェース角が-1.75度、ライ角は57.25度と、今どきのドライバーにしてはライ角がフラットである。ロフト角10度のままドローポジションに設定すると、フェース角が-1.5度でリアルロフト角は11度。ライ角が60.25度まで増えた。ライ角をアップライトにすることで、捕まりを良くしているようだ。
ロフト角の設定を8.5度に調整すると、リアルロフト角が9.5度、フェース角は-2.5度になった。対してロフト角の設定を11.5度に増やすと、リアルロフト角が12.25度でフェース角は-0.5度になった。『FLY-Z+ ドライバー』も、シャフト脱着方式のためロフト角を小さくするとフェースが右を向く度合が増し、ロフト角を大きくするとフェースが左を向く。捕まりの目安となる重心アングルはノーマルポジションで23度と平均的な数値だ。
シャフトはメーカー値、実測値ともに45インチ(※60度測定法での計測値)。アッタス6の振動数は261cpm。アフターマーケット用のSシャフトとしては平均的な硬さである。クラブ重量は316グラムで、バランスはD4。
ヘッド単体の重量は200.2グラム。スリーブを装着すると206グラムを超える。市販ドライバーの中ではかなり重め。重心位置を前後に調整させ、深くした場合の重心深度は41㎜、浅くすると35.5㎜で、その差はなんと5.5㎜もあった。
25~45歳くらいの男性で、体力が平均的もしくはそれ以上のゴルファーに適したスペックと言える。
クラブ測定データ
シャフト | USTマミヤ アッタス6(S) |
ロフト(度) | 10 |
リアルロフト(度) | 10.5 |
ライ角(度) | 57.25 |
フェース角(度) | -1.75 |
長さ(インチ) | 45 |
振動数(cpm) | 261 |