キャロウェイゴルフ グレート ビッグバーサ ドライバー
2015/11/17 09:00
構えてみると?
キャロウェイゴルフのグレート ビッグバーサと言えば、1995年の発売から一世を風靡した人気モデル。今回試打する『グレート ビッグバーサ ドライバー』はその名前を受け継ぎ、20年ぶりに復活した。
ヘッドは前作『BIG BERTHA ドライバー(2014年)』と同じ、オーソドックスな丸型形状。クラウン部分に比重の軽いカーボンを採用し、その他はチタンで作ることでフリーウエイトを稼いでいる。フェースの厚みは約55ミリで、前作とほぼ同じ数値だ。
印象的なのは、ヘッド後方のソール側に配置されているレール状の溝。この溝はペリメーター・ウェイティングと呼ばれ、10.5gのフリーウエイトが配され、トゥ側からヒール側まで自由にスライドできる。前作と比較すると、ウエイトが8gから2.5g増えたこと、そしてレール状のエリアがトゥ側を減らしてヒール側に拡大させ、ドロー弾道が出やすい方向に大きく動くようになっていることが大きな変更点だ。
トゥ側にフリーウエイトを配せば重心距離が長くなり、スイートスポット位置もトゥ寄りに少し動く。ヒール側にフリーウエイトを配せば重心距離が短くなり、スイートスポット位置もヒール寄りに少し動く。前作と同様に、この機能のおかげで重心距離やスイートスポット位置を微妙な位置まで調整できる。
シャフトは脱着式で、ホーゼルの向きを変えることでロフト角、フェース向き、ライ角を調整できる。ヘッドだけではなく、シャフトの装着角度でもきめ細かく調整ができるのがグレート ビッグバーサ ドライバーの特徴である。
調整機能が満載とはいえ、クラブで一番大事なのはヘッドの基本的性能。どんな球が出やすいのか、どんなゴルファーと相性が良いのか、じっくりテストしてみたい。