ヤマハ RMX 116 アイアン
2015/12/01 09:00
構えてみると?
このたびRMXシリーズは、ヤマハをけん引する主力ブランドとして『inpres(インプレス)』から独立した。アイアンの新モデルは3機種ラインアップされているが、今回は『RMX 116 アイアン』を試打する。ヘッドサイズは、ほかの『RMX 216 アイアン』『RMX 116 TOURBLADE アイアン』と比較すると中間に位置するモデルだ。ヘッド素材・製法は軟鉄鍛造。バックフェースは凹んだキャビティバックに加え、そのソール部分にはCNC切削加工が施され、重心が低くなるように設計されている。
顔つきはオーソドックスで、軟鉄鍛造アイアンとしてはやや大きめのヘッドサイズ。その大きさに合わせるようにほんの少しグースが入っていて、視覚的なやさしさとつかまりの良さをアピールしている。ミドルアイアンからショートアイアンにかけて、デザインがフローされており、ショートアイアンもトップラインの丸み感は控えめだ。
ヘッド長は約80ミリで、フェースプログレッションが約3ミリ。ソール幅は約23ミリ(7番アイアンの数値/アナライズ計測値)。完全なストレートネックではなく、ヒール側にポケットがあるのでボールを包み込むイメージが湧きやすい。
軟鉄鍛造アイアンというとハードヒッター向けのイメージがある。だが、RMX 116 アイアンは適度にヘッドが大きく、ソールもやや幅広設計なのでより幅広いゴルファーに対応する。実際にどんな球筋が出て、飛距離性能はどうなのか、じっくりテストしてみたい。