マーク金井の試打インプレッション

マルマン VANQUISH by MAJESTY ドライバー

2016/02/02 09:00

構えてみると?

洋梨形状のヘッドは投影面積が小さめ。見た目のやさしさより、シャープ感を全面に打ち出す

マルマンの最高級ブランドとして広く知られているマジェスティシリーズ。その中で、今回はクラフトマスターモデルとなる『VANQUISH by MAJESTY ドライバー』を試打する。このシリーズは職人が木型で起こしたモデルをコンピューターに取り込んで重心設定する、手作り設計が特徴だという。

ヘッド体積は445ccで、投影面積が小さめ。洋梨形状のヘッドは、見た目のやさしさよりもシャープ感を全面に打ち出している。

フェース厚みは約54mmで、とりわけディープというわけではない。ただしディープバッグで、リアルロフト角は小さめ。高弾道よりも、低めのライナー弾道をイメージしやすく仕上がっている。

黒いカラーリングのヘッドは高級感にあふれ、フェース面にはマジェスティブランドならではのグラフィック処理が施されている。好みは分かれそうだが、手に取ると質感の高さを実感できる。

マジェスティと言うと、シニア向けのやさしいイメージが強いブランドだが、このVANQUISH by MAJESTY ドライバーはヘッドが小ぶりでリアルロフトも小さめで、かなり骨太だ。やさしさよりもハードヒッターが好むような弾道を打たせようとする意図がありありとうかがえる。

見た目通り、ライナー弾道が打てるのかどうか。そして、どんなゴルファーと相性が良いのか、じっくりテストしてみたい。

打ってみると?(弾道は)≫
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