テーラーメイド M2 ドライバー
2016/03/15 09:00
クラブを計測してみると?
M2 ドライバーはノーマルポジションだと、ロフト角9.5度表示でリアルロフト角が9.75度。フェース角が-1.75度とオープンフェースで、アドレスするとフェース面はやや右を向く。ライ角が53.5度と非常にフラットで、重心角は22度と平均的な数値。M1 ドライバーが17.5度と小さかったことを考えると、つかまり性能の高さが分かる。ノーマルポジションでオープンフェースとはいえ、ポジションを変えればフックフェースにも変わるので、フッカーだけでなくスライサーにも扱いやすい。
ロフト角が一番大きい状態に調整すると、フェース角は+1.75度でリアルロフト角は12.5度まで増えた。対して、ロフト角が一番小さいポジションに調整すると、フェース角は-5.5度でリアルロフト角は6.5度となる。従来モデルと同様に、ロフト角を増やすとフックフェースになり、ロフト角を減らすとオープンフェースの度合いが強くなる。
硬さの目安となる振動数は、純正シャフト(TM1-216)のSフレックスで241cpm。M1 ドライバーと比較すると0.5~1フレックスほど軟らかい設定で、中間部分のしなりが大きい、典型的な先中調子タイプ。ダウンスイングからインパクトにかけては先端部分がやや大きめにしなる。長さはメーカー値、実測値ともに45.75インチ(※60度法測定値)。クラブ重量は297.9gで、バランスがD3。35~55歳くらいの男性で、体力が平均的なゴルファーと相性が良いスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | TM1-216(S) |
ロフト(度) | 9.5 |
リアルロフト(度) | 9.75 |
ライ角(度) | 53.5 |
フェース角(度) | -1.75 |
長さ(インチ) | 45.75 |
振動数(cpm) | 241 |