テーラーメイド M2 ドライバー
2016/03/15 09:00
構えてみると?
テーラーメイドの新たなフラッグシップモデルとなった「M」シリーズ。早くもその第2弾として登場したのが、今回試打する『テーラーメイド M2 ドライバー』。ヘッド体積は460cc。アドレスしてまず、ツートンカラー仕上げのクラウンが目に入る。前方は光沢のあるホワイトで、中央から後方にかけてカーボン模様がくっきりと入るブラック。先に発売された『M1 ドライバー』と大きく変わらないが、あえて違いを言うなら、M1 460 ドライバーよりも投影面積がひと回り大きくなった。ヘッドはオーソドックスな丸型形状。フェースは少し薄くなり、見え方はスクエア感があるので、アベレージゴルファー向けとはいえ、プロ・上級者好みに仕上がっている。
ソールに目を転じると、M1 ドライバーに比べて非常にシンプル。ソールのフェース側にデザインされたスリット「スピードポケット」は特徴的だが、M1 ドライバーの「Tトラック・システム」のような弾道調整機能は搭載されていない。ヘッドとシャフトはネジ止めの脱着式。シャフトの装着方向を変えることで、弾道の高さ(ロフト±2度)とライ角を調整できる。
M2 ドライバーの最大の特徴は、M1 ドライバーと同様にクラウンにある。カーボン素材(グラファイト・コンポジット)を採用し、ヘッド上部の軽量化をはかる。これにより、従来モデルより低重心化を実現している、とメーカーはアピールしている。
M2 ドライバーは弾道調整機能がシンプルにもかかわらず、発表と同時にダスティン・ジョンソンなど、国内外の多くのツアープロが愛用する人気ぶり。実際、その飛距離性能とはどんなものなのか。M1 ドライバーと比較しながら、じっくりテストしてみたい。