マーク金井の試打インプレッション

ピン G SF TEC ドライバー

2016/05/17 09:00

クラブを計測してみると?

切り返しで中間部分が適度にしなり、タイミングが取りやすい。インパクトゾーンでは先端部分がしなり戻り、シャフトでボールの打ち出し角が上がりそうだ

ノーマルポジションだと表示ロフト角が10度で、リアルロフト角が10.5度。フェース角が-1.5度。Gシリーズの中では、もっともフェースの向きがスクエアに近い。ライ角は61.25度と非常にアップライト。重心角は25度。他のGシリーズと重心角は同じだが、重心距離が少し短いのかも知れない。捕まりはGシリーズの中で、もっとも良い。

フェースを開く方向に調整すると、フェース角が-3.5度でリアルロフト角は9.5度。フェースが閉じる方向に調整すると、フェース角が+0.25度でリアルロフト角は12.75度となる。フェースを開く方向に調整するとリアルロフト角が小さくなり、フェースを閉じる方向に調整するとリアルロフト角が大きくなる。

シャフトの長さはメーカー値、実測値ともに45.5インチ(60度法計測値)。純正シャフト(ALTA J50)のSフレックスの振動数は250cpm。メーカー純正シャフトのSフレックスとしては、平均的な設定である。クラブ重量は298.2gで、バランスはC9.5。45インチに換算すると305g前後。35~55歳くらいで、体力が平均的な男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトALTA J50(S)
ロフト(度)10
リアルロフト(度)10.5
ライ角(度)61.5
フェース角(度)-1.5
長さ(インチ)45.5
振動数(cpm)250
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