マーク金井の試打インプレッション

ヤマハ RMX フェアウェイウッド(2016年)

2016/06/02 19:00

構えてみると?

ヘッド形状は丸形でオーソドックス。3Wとしては、少し大きめのヘッドで安心感がある。フェースもシャローに見えるのでボールが上がりやすいイメージが湧く

ヤマハの主力ブランドであるRMXシリーズ。今回試打するのは、ドライバーではなく3W。この試打インプレッションでフェアウェイウッドを試打するのは初めての試みである。

ヘッド体積は体積178cc。178ccと言われてもピンとこないかも知れないが、投影面積が大きいこともあって、一般的な3Wと比較すると一回りぐらい大きい。ラフからの抜けの良さよりも、大きく見せることでやさしさと安心感を強くアピールしている。
ヘッド形状は丸形でオーソドックス。フェースの厚みは約34ミリ。ヘッドが大きいことも相まってフェースは薄く見え、高弾道をイメージしやすい。

凝っているのがソール形状。ソールは重心位置よりも後ろ側が一段低くなっており、接地面積が意図的に少なくなっている。メーカー側は「新フリックオフ ソール」と呼んでおり、接地面積を減らすことで地面との摩擦を軽減させ、抜けが良くなるとアピールしている。

シャフトは脱着式ではなく接着固定。これにより、ショートネックですっきりとしたペンシルネック調に仕上がっている。アドレスするとフェースの向きはスクエア感が強く、狙いを定めやすい。ヤマハらしい顔の良いフェアウェイウッドだ。

ソールは重量ネジの埋め込みなどなくてスッキリしているが、ヘッド内部のソール側に重量を埋め込むことで低重化。加えてフェースはカップフェース構造により、ルール限界まで反発性能を上げているそうだ。

ドライバー同様、3W(フェアウェイウッド)も飛距離性能を極限まで追求し、+10ヤードの飛びを謳っているRMX。どれぐらい飛ぶのか、どんな弾道で飛ぶのか、じっくりとテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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