マーク金井の試打インプレッション

コブラ KING フォージド TECアイアン

2016/06/14 09:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。軟鉄鍛造としてはヘッドが大きく安心感がある

コブラの主力ブランドとなるKINGシリーズ。KINGシリーズには3種類のモデルがラインアップされているが、革新性にこだわって作られているのが、今回試打する「KING フォージド TECアイアン」。
コンセプトは「TECHNOLOGY ENHANCED PERFORMANCE(テクノロジーがパフォーマンスを高める)」。バックフェースの形状はオーソドックなキャビティだが、ソールのトゥとヒールに計3カ所、タングステンウエイトを埋め込み、ボディとともに素材は軟鉄鍛造。周辺重量構造により高い慣性モーメントも実現している。

フェースは極薄・軽量の鍛造。高い反発性能を得られる設計がなされている。ヘッド素材はセミラージサイズでストレートネック。ヘッド形状に対してソールはやや幅広。定規で測ってみると約22ミリ。ソール面積を大きく取ることで低重心をアピールしている。ソールは丸み感が強いので、幅広でも抜けが良さそうだ。

バックフェースにはオレンジ色でコブラのロゴがあしらわれ、中央には同社のイメージキャラクター、キングコブラのグラフィックが入る。
ネック形状はわずかにグースネック。ストレートネックと言ってもいいぐらいだが、アドレスするとヒール側にポケットがあり、ボールを包み込むイメージが湧く。

軟鉄鍛造ヘッドにもかかわらず、セミラージヘッドで、左右への重量配分も大胆になされている。ヘッド形状はシャープであるが、やさしさも上手くアピールしている。どんな弾道が打ちやすいのか、打感やミスに対する寛容性はどれくらいなのか、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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コブラ
発売日:2015/11/13 参考価格: 142,560円