マーク金井の試打インプレッション

ヨネックス EZONE XPG ドライバー

2016/06/28 09:00

クラブを計測してみると?

シャフトは切り返しで中間部分がしなり、インパクトゾーンではしなった分だけしなり戻る。しなり戻るスピードが速過ぎないのでタイミングが取りやすい。

表示ロフト角が10.5度に対してリアルロフト角が11.25度。フェース角が-0.5度。これがノーマルポジション。アドレスするとフェース面がしっかり見えて高弾道をイメージしやすい。重心距離は40.8ミリ(メーカー値)。460ccとしてはやや長めで、前作に比べると4ミリほど長くなっている。ライ角は59度で重心アングルは22度。一番捕まるポジションに調整すると、フェース角は+1.5度で、リアルロフトが13.25度。一番捕まらないポジションに調整するとフェース角は-3度で、リアルロフト角は9.5度となった。

前作よりも重心距離が伸びたことで、捕まりに関してはニュートラルになり、スライサーよりもフッカー好みになっている。
シャフトは中間部分のしなりを感じ取れる「粘り系」タイプ。切り返しで中間部分がしなり、しなり戻りは速過ぎず遅過ぎず。インパクトゾーンではしなった分だけしなり戻る。適度なねじれ感があるので、タイミングが取りやすい。振動数はSで263cpm。アベレージゴルファー向けのSフレックスとしてはかなり硬めのセッティングだ。

長さはメーカー値、実測値とも45.25インチ。前作よりも0.5インチ短い(60度測定法)。クラブ重量は320.7グラムでバランスはD1.5。45インチ換算すると320g前後。25~50歳ぐらいで、体力が平均的もしくは上回るゴルファーにちょうどいいスペックである。

クラブ測定データ

シャフトEX310J(S)
ロフト(度)10.5
リアルロフト(度)11.25
ライ角(度)59.0
フェース角(度)-0.5
長さ(インチ)45.25
振動数(cpm)263
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ヨネックス
発売日:2015/11/27 オープンプライス