マーク金井の試打インプレッション

三菱レイヨン ディアマナ BFシリーズ

2016/08/02 09:00

シャフトの特性をズバリ

シャフトをしならせてみると、先端の剛性の高さがよくわかる

2004年よりツアープロが求めるシャフト作りをコンセプトにしているディアマナシリーズ。その4世代目となるのが、今回試打するディアマナ BFシリーズ。ディアマナには3つのタイプがラインアップされているが、BFシリーズはBシリーズ、いわゆる「青マナ」のリプレイスモデルとして位置付けられている。

これまでのモデル同様、シャフトの手元側には花びらのグラフィックがシンプルに描かれ、中央部分にはDiamanaのロゴがくっきりと入る。シャフト全体は鮮やかなブルーで先端側はシルバー。ディアマナシリーズの「青マナ」と同じシリーズであることを感じさせつつ、イオンプレーティング処理を施すことで高級感をアピールしている。

メーカー側の資料によると、シャフト先端部分を強化してインパクト効率を高め、ボール初速を向上。バット部に超高弾性DIALEAD(TM)を使用して、プレイヤーの意図に敏感に応える操作性を実現。また先端部を航空宇宙グレード高強度炭素繊維・MR70とボロン繊維を複合成型することで強化し、スイングパワーのロスを軽減しているそうだ。

シャフトのキックポイントは手元から中央。これまでの「青マナ」と同じく、元中調子になっている。

ディアマナと言えばアスリートゴルファー向けのシャフトとしてブランディングされているが、今回のBFシリーズの重量帯は50g台から80gまでと幅広く、フレックスもRからTXと豊富で、対象ゴルファーを広げたい意図も強く窺える。
メーカー側は次世代のスタンダードとなるアスリート向けシャフトだとコメントしているが、基本性能はどんなものか、じっくりテストしてみたいと思う。
長尺をアピールしているシャフトではないので、今回は45.5インチで試打クラブを組み上げた。(※長さは60度法測定)

シャフトの挙動≫
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三菱ケミカル
青マナを継承しつつ進化する
発売日:2016/08/05