マーク金井の試打インプレッション

プロギア RS ドライバー F

2016/08/23 09:00

構えてみると?

クラウン前方には段差と感じるほど強い傾斜が付いているが、アドレスしにくいほどの違和感は無い

プロギアの主力ブランドであるiD nablaシリーズ。その後継モデルとして登場したのが、今回試打するRSシリーズ。前作同様、今回もヘッドは2種類がラインアップされており、今回試打するのはフェード弾道で飛ばせる方のRS ドライバー F。Fはフェード(FADE)の頭文字だ。

体積はルール最大級の460cc。モデルチェンジによってデザインは一新され、前作の面影はまったくない。まず目に入るのがクラウンの形状。クラウン前方は段差と感じるほど強い傾斜が付いている。Wクラウン設計と呼ばれ、これにより、ヘッド上部(クラウン)がたわむエリアが拡大しているそうだ。前作よりもクラウンを大きくたわませることで、ルールを超えるほど反発係数を上げ、ルール適合にするためにフェース中央部分を肉厚化したと、メーカー側はアピールしている。

ソール形状はシンプルで、ソール中央の前側と、バックフェース側に重量可変のネジが埋め込まれている。ウエイトは8gと3g。このネジを入れ替えることで、重心の深さを微調整できる。

フェースは丸み感が強い形状で、フェースアングルは明らかに右を向いている。前作に比べると控えめになっているが、それでもオープンフェースの度合いは大きい。フェース角はなんと-3.5度(メーカー値)。フェースの厚みは約60ミリ。今どきのドライバーの中ではかなりのディープフェースだ。

ヘッドとシャフトは脱着式で、シャフトの装着角度を変えることでロフト角を1度減らすことができる。
クラブのモデル名にフェードの文字が刻まれるRS ドライバー F。ネーミング通り、フェード弾道が打ちやすいのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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プロギア
発売日:2016/08/26 参考価格: 86,400円