マーク金井の試打インプレッション

ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー

2016/08/16 09:00

クラブを計測してみると?

実測33.5度の重心角は市販ドライバーとしては最大レベル。捕まりを重視しているのがわかる。

9.5度表示でリアルロフト角も9.5度。フェース角は+2.25度とフックフェース。ライ角は62.5度と非常にアップライトで、捕まりに影響を及ぼす重心角は33.5度と平均を大きく上回る。

リアルロフト角が小さい点を除けば、すべてのスペックで捕まりが良くなる設計で、ヘッドの特性は明らかにドローバイアス。フッカーには捕まり過ぎる怖さがあるが、スライサーには捕まりが良く、お助け要素が非常に高い。実際にボールを打ってみても、インパクトゾーンでヘッドが返りやすく、インサイドからヘッドを入れると強いドロー、ややカットに打ってもストレートからドロー気味の弾道になった。

シャフトについては、標準装着のTMX-417DのSフレックスは重量が約50gでトルクが5.9(※メーカー公表値)。先中調子で中間部分のしなりを感じやすいタイプのシャフトである。振動数は240cpm。メーカー純正シャフトのSフレックスとしては、やや軟らかめの硬さだ。長さはメーカー値が45.75インチで、実測値が46インチ(※60度測定法)。クラブ重量は実測283g。45インチ換算だと、約293g。45歳から65歳ぐらいの男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトTMX-417D(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)9.5
ライ角(度)62.5
フェース角(度)+2.25
長さ(インチ)46
振動数(cpm)240
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