マーク金井の試打インプレッション

PXG 0811 ドライバー

2016/08/30 08:15

構えてみると?

ヘッドは投影面積が大きく安心感があり、フェースも面長形状。慣性モーメントの大きさにこだわったデザイン。

今回試打するドライバーは、PXG 0811 ドライバー。PXGと言われてもピンとこない人も多いと思うが、同社は2014年9月、米国アリゾナ州スコッツデールに設立。ゴルフメーカーとしては極めて新しい会社で、会社名はParsons Extreme Golf。有名なインターネット関連企業の経営者でもある、ボブ・パーソンズ氏が作ったゴルフメーカーだ。

PXG 0811 ドライバーのヘッド体積はルール最大級の460cc。ヘッドの投影面積が大きく、フェースも面長形状。慣性モーメントの大きさにこだわったデザインだ。

フェースの厚みは約56ミリ。バックフェースはシャローバック。重心を低く、深くしたい意図が窺える。フェース面にはスコアラインの溝はなく、レーザー処理でスコアラインが描かれている。

そして、目を引くのがソールのデザイン。ソールの外周には16個ものウエイトビスが埋め込まれている。このウエイトビスは重さが異なる2種類となっていて、取り外しが可能。このウエイトビスの配置を変えることで、重心の深さ、重心距離を調整できる。シルバーのウエイトビスはタングステンで2.5g。黒のウエイトビスはチタンで0.5gとなっている。

加えて、ヘッドとシャフトは脱着式。シャフトの装着方向を変えることで、±1.5度ロフトを変えられる。
最高級な価格で米国では話題を集めているPXG 0811 ドライバー。デザイン性の高さに目を奪われるが、飛距離性能はどうなのか? どんな弾道が出やすいのか? じっくりとテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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PXG
コスト度外視で究極を追求
発売日:2016/06