ブリヂストン TOUR B X-CB アイアン
2016/11/01 08:15
構えてみると?
ブリヂストンが新たにアスリート向けブランドとして立ち上げたのが、「TOUR Bシリーズ」。ドライバーが3機種、アイアンは2機種ラインアップされている。今回はキャビティ構造の「TOUR B X-CB アイアン」を試打する。
名前が示す通り、バックフェースは凹んだキャビティ構造。しかしながらヘッドは小ぶりでシャープ。プロやアスリートゴルファーを強く意識して設計されており、実際にアドレスすると,
見た目のやさしさよりもシャープな形状を意識してデザインされていることがわかる。ヘッドサイズ的にはマッスルバックよりもほんの少し大きい程度だ。
ソールはやや幅広。ソール面はやや丸み感があるがバウンス角はそれほど強くない。抜けの良さを感じる。ネックはほんの少しだけグース感があって、捕まりが良さそうな顔つきに仕上がっている。
フェース形状はトウ側の丸み感がやや少なめで、ヒールがやや高め。いわゆる和顔タイプである。特徴的なのがバックフェース。フェース中央の下半分、ちょうどボールを捕らえる裏側(打点部分)が非常に肉厚になっている。メーカー側の資料によると、打点部分の肉厚は15.6ミリもある。これは一般的なマッスルバックアイアンよりも分厚い。X-CBは打点部分の肉厚にこだわっているが、ここが肉厚になるほど打感は重厚になってくる。
ヘッド素材は軟鉄鍛造で、ライ角、ロフト角の調整が容易になっている。キャビティ構造でありながらも、打感の良さをとことん追求して作られたX-CBアイアン。
どんな弾道が打ちやすいのか、やさしさはどんなものか、そしてメーカーがこだわる打感はどんな感じなのか、じっくりテストしてみたいと思う。