マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ GBB エピック スター ドライバー

2017/02/21 08:00

構えてみると?

ヘッド形状はオーソドックスな丸型で、クラウンのフェース寄りには、ヘッド上面の気流を整える『スピード・ステップ』と呼ばれる膨らみがある

キャロウェイゴルフのグレート ビッグバーサの最新モデルとして登場したのが、今回試打するGBBエピックドライバー。2種類のヘッドがラインアップされており、今回試打するのはペリメーター・ウェイティングが搭載されているGBB エピック スター ドライバーだ。

ヘッドは前作「グレート ビッグバーサ」を踏襲し、オーソドックスな丸型形状。クラウン(ヘッド上部)とソールには比重の軽いカーボンを採用し、これによりクラウンとソールはキャロウェイ史上最軽量になっているそうだ。

フェースの高さは約56ミリで、前作よりもわずかに分厚くなっている。アドレスすると、フェースの向きはほぼスクエアだ。

ソールに目を転じると、ヘッド後方にはレール状の溝、ペリメーター・ウェイティングがある。ここには11gのウエイトが配され、トゥ側からヒール側まで自由にスライドできる。前作と比較すると、ソールにカーボンを配した影響もあって、レールの長さが少し短くなっている。トゥ側にウエイトを配せば重心距離が少し長くなり、スイートスポット位置もトゥ寄りに少し動く。ヒール側にウエイトを配せば重心距離が少し短くなり、スイートスポット位置もヒール寄りに少し動く仕組みである。

もうひとつの変更点はネック形状。前作のシャフトは脱着式で、ホーゼルの向きを変えることでロフト角、フェース向き、ライ角を調整できた。今回はこの機能が省かれ、ヘッドとシャフトは接着で完全固定された。これによりネック部分がすっきりとシャープに仕上がっている(米国仕様は前作同様、シャフト脱着式)。

そして、GBBエピックドライバーの最大特徴となるのがヘッド内部の構造。ヘッドの内部のフェース側に2本の柱が埋め込まれ、これによりクラウンとソールを固くつないでいる。これにより、インパクト時にヘッドの変形を抑え、フェースの反発力を高めているとメーカー側はアピールしている。

モデルチェンジでヘッド内部の構造が凝った作りになっているが、クラブで一番大事なのはヘッドの基本的性能である。どんな球が出やすいのか、飛距離性能はどうなのか、じっくりテストしてみたい。

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キャロウェイ
発売日:2017/02/17 参考価格: 81,000円