マーク金井の試打インプレッション

本間ゴルフ TOUR WORLD TW737 450 ドライバー

2017/01/24 08:30

クラブを計測してみると?

純正シャフトは振動数270cpmとかなりハード。切り返しで手元側がわずかにしなり、インパクトゾーンではシャフト全体が鋭くしなり戻る

表示ロフト角が9.5度に対してリアルロフト角が8.5度。フェース角が-1.5度とオープンフェースの影響もあるが、表示ロフト角よりもリアルロフト角の方が少ない。これによりボールが吹き上がりづらく、低めの弾道が打ちやすくなっている。

ライ角は59.5度でややアップライト。重心角は23.5度と平均よりもやや大きめだが、実際に打つとつかまりはニュートラルで、ヘッドの操作性は高い。メーカー値では重心距離が38mm、重心深度は38mmと同じ数値になっている。

純正シャフトのひとつであるVIZARD EX-C65のSは重量が60g台。中間部分の剛性が高めの中調子で、インパクトゾーンではシャフトが鋭くしなり戻る。トルクはメーカー値で3.85(Sシャフト)。実際にスイングしてみるとねじれが少なめで、挙動もシャープだ。 振動数はSで270cpmとアスリート向けの純正Sとしては平均よりもかなり硬めだし、アフターマーケット用のSと比較しても硬めである。数値的にはSではなくXに近い。

長さは実測値が45.75インチ(60度法計測)、クラブ重量は314.5グラムでバランスはD1.5。45インチ換算すると320g前後。25 ~45歳ぐらいで、体力が平均よりも上回るゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトVIZARD EX-C65(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)8.5
ライ角(度)59.5
フェース角(度)-1.5
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)270
自分に合ったスペックは?≫
1 2 3 4 5
本間ゴルフ
高い操作性と適正スピン
発売日:2016/10/18 参考価格: 86,400円