マーク金井の試打インプレッション

三菱レイヨン FUBUKI V

2017/01/31 09:00

シャフトの特性をズバリ

シャフトを山なりに曲げてみると、中間部分の剛性がやや高め、全体のたわみ量(しなり量)は、適度にあるタイプだ

アスリートゴルファーからエンジョイゴルファーまで幅広い層をカバーし、最新テクノロジーを搭載した新規性を追求するブランドとして登場したFUBUKIシリーズ。その最新モデルとなるのが、今回試打するFUBUKI Vシリーズだ。

これまでのFUBUKIシリーズと同様、カラーリングは鮮やかなホワイト。手元側には忍者の手裏剣をイメージさせるような和風なグラフィックが施されている。

メーカー側の資料によると、従来の剛性分布による設計だけではなく、「重量分布と剛性分布のコンビネーション」に注目し、インパクト時のシャフトの挙動を最適化。シャフト先端側を意図的に重くすることで、「インパクト時の衝撃による、飛球線と逆方向にヘッドを押し戻す力の影響を最小化している」とのこと。

さらに、手元しなり系のシャフトのメリットを生かした設計で、タイミングを取りやすく仕上げているそうだ。シャフトのキックポイントは中央。重量帯は40g台から70g台までと幅広く、フレックスもLITEからXまでと豊富で、対象のゴルファー層を広げたい意図がうかがえる。

長尺を強くアピールしているシャフトではないので、今回も45.5インチで試打クラブを組み上げた。(※長さは60度法計測)

シャフトの挙動≫
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三菱ケミカル
インパクト時の押し戻しを抑制
発売日:2017/02/03 参考価格: 43,200円