三菱レイヨン FUBUKI V
2017/01/31 09:00
シャフトを計測してみると?
50g台のSで振動数が253cpmと、アフターマーケット用のSとしてはやや軟らかめの数値。センターフレックス値は4.31と、こちらはやや硬めの数値。振動数に対してセンターフレックス値が軟らかいので、数値的にも手元にしなりのポイントがあることがわかる。
手元側にしなりのポイントがある中調子で、シャフト全体のたわみ量(しなり量)は適度にあるタイプ。シャフトの両端を持って山なりに曲げてみると、シャフト中間部分の剛性がやや高めだった。
ねじれの目安となるトルクは5.5。数値通り適度に遊び(ねじれ感)があり、それがタイミングの取りやすさを生み、インパクトでフェースが被りづらくなっている。
シャフト全体のしなり量は多すぎず、少なすぎず。インパクトゾーンでシャフト全体が力強くしなり戻るタイプ。ダウンスイング後半からのしなり戻りの挙動がそれほど速くないので、長尺よりも44.5~45.5インチの長さにした方が振りやすく感じるし、タイミングも取りやすいと思う。
【シャフト計測データ】
シャフト(フレックス):FUBUKI V 50(S)
長さ45.5インチ/重さ308.8g/バランスD3.5/振動数253cpm/センターフレックス値4.31
(※ヘッド:テーラーメイド M2 ドライバー)