ミズノ JPX900 フォージドアイアン
2017/03/28 08:00
構えてみると?
ミズノのメインブランドのひとつである”JPXシリーズ”の最新昨となるアイアンが、今回試打するJPX900フォージド。JPXには2つのモデルがラインアップされているが、このJPX900フォージドはヘッドサイズがやや小ぶりで。ヘッド素材は軟鉄鍛造になっている。
ヘッドの長さは80.1mm(メーカー値)と軟鉄鍛造にしてはやや大きめで、構えると安心感がある。トップラインの傾斜は強めでトゥが高い。アドレスすると実際の数値よりもライ角がアップライトに感じ、ボールがつかまりやすい印象だ。加えてネック形状もセミグースとなっていることから、ボールがつかまるイメージをよりうまく演出している。
メーカーのキャッチコピーは、「さらなる飛びと打ちやすさを追求した、高反発・軟鉄鍛造アイアン」。軟鉄鍛造にこだわりながらも、飛距離とミスへの許容範囲が広いことをアピールしている。
ヘッド素材は、軟鉄にボロン(ホウ素)を0.003%含ませた軟鉄ボロン鋼。鍛造時にフェースのみを急冷することにより、フェース強度を30%アップ。高強度薄肉フェースによる高反発化を実現しているという。
バックフェース側を見ると、キャビティ構造でフェース下部はアンダーカットがなされている。重心を低く、かつ深くしようとする意図がうかがえる。
JPXはアベレージ向けモデルという位置付けでもあるが、このJPX900フォージドは見た目が同社のMPに近い。どんな性能なのか、どんなゴルファーと相性が良いのか、じっくりテストしてみたいと思う。