マーク金井の試打インプレッション

グローブライド オノフ フェアウェイアームズ KURO

2017/07/04 05:00

構えてみると?

ヘッド形状は丸型でオーソドックス、目を引くのがクラウンとソール部分に配されたスリット(溝)。フェースをシャローにすることで高弾道とやさしさをイメージしやすくなっている

グローブライドのメインブランド「オノフ」は、対象ユーザーに合わせて2つのモデルがラインアップされているが、今回試打するのはアスリート向けの「オノフ フェアウェイアームズ KURO(通称:オノフ黒)」。

今回メーカーが強くアピールしているのが、同社契約の片山晋呉プロとのコラボレーション。ドライバーからアイアンに至るまで片山プロのこだわりを具現化している。フェアウェイウッドに関しては、番手別に設計コンセプトを変えており、3Wはセミオートマチックでとことん飛びにこだわったそうだ。

3Wのヘッド素材はドライバーと同じくチタン、そしてソールには比重の重いタングステンが使われている。ブラック仕上げのヘッドの形状は丸型でオーソドックスだが、目を引くのがクラウンとソール部分に配されたスリット(溝)だ。「パワートレンチ」と呼ばれるスリットをヘッドの上下に入れることでインパクト時にヘッドがたわみ、その復元によって打点のブレによる飛距離ロスを軽減するらしい。

ヘッド体積は157ccでフェースの厚みは約35ミリ。フェースをシャロー(薄く)にすることで高弾道とやさしさをイメージしやすくなっている。フェースの向きはスクエアで、直進性が高い弾道をイメージしやすい。

片山プロのこだわりが全面的に打ち出されたオノフ黒シリーズ。そのラインアップの中で本人が特に気に入っているのが、この3Wだそうだ。飛距離性能がどうなのか?どんな弾道が出やすいのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
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グローブライド
クラブ別、番手別、最適設計でセミオートマチックに打て、やさしい♯3・♯4
発売日:2017/03/03