マーク金井の試打インプレッション

やさしく打ててしっかり飛ばす 「マルマン シャトル NX-1 フェアウェイウッド」

2017/10/10 05:00

構えてみると?

ヘッド体積は180㏄でフェースの厚みは約35ミリ。ヘッドの投影面積が小さめなこともあり、アドレスするとフェースがやや薄べったく感じる

マルマンのシャトルシリーズは、現在ドライバーからアイアンまでラインアップされているが、元々はフェアウェイウッド専用のブランドだった。今回は、そのシャトルシリーズの中核である3Wを試打する。

ヘッドはオーソドックスな丸型形状。ヘッドサイズはやや大きめで、フェースはそれほど分厚くない。シャローバックと相まって、力強さよりも、やさしさを感じさせるデザインだ。

特徴的なのがフェースプログレッションで、一般的なフェアウェイウッドに比べると小さく、アイアンでいうところの「グースネック」な感じ。グースネックに見えることで、オートマチックにつかまった球が打てるイメージがあり、フッカーよりもスライサーに安心感を与えるデザインとなっている。

ソールに目を転じると、ネック寄りにウェイトポケットがあって、視覚的につかまりを良くしたい意図でデザインされている。さらに特徴的なのはソールの材質。ソール全面にタングステン合金を採用することで、深・低重心を狙っている。

ヘッド体積は180ccで、フェースの厚みは約35ミリ。ヘッドの投影面積が小さめなこともあって、アドレスするとフェースがやや薄べったく感じる。フェースの向きはややフックフェースで、右へのミスが出づらそうなイメージをゴルファーに与えている。

ボールが上がりやすい「やさしいフェアウェイウッド」を作り出してきたマルマンのシャトルシリーズ。最新モデルはどんな風に進化したのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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