マーク金井の試打インプレッション

硬派ながら柔らかな打感 「ミズノプロ 518 アイアン」

2018/01/16 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。ヘッドはハーフキャビティ構造でやや小ぶりだ

ミズノのメインブランドであるMPシリーズが、今回のモデルチェンジでミズノプロシリーズへとネーミングが変わった。新生ミズノプロシリーズは「918」「518」「118」と3つのヘッドをラインアップしたが、今回試打する「518」は中間に位置するモデル。ヘッドはハーフキャビティ構造でやや小ぶり。マッスルバックのヘッドよりも少し大きめであるが、ストレートネックで顔つきはシャープ。見た目のやさしさよりも、操作性を強く意識した形状になっている。

ヘッドは軟鉄鍛造であるが、かなり凝った作りだ。バックフェースの中央からヒール寄りにかけては比重が小さいチタンが埋め込まれ、4番~7番のトウ側には約18gのタングステンが配置されている。ヘッドの中央を軽く、周辺部分を重くすることにより、ヘッドの慣性モーメントを増大させ、スイートエリアの拡大を狙っている。

ヘッドシェイプはリーディングエッジ、トップラインとも直線的。丸みを極力なくすことで、ターゲットに対してフェースの向きを合わせやすくなっている。ソールはルーク・ドナルド(イングランド)の好みを反映させた形状で、丸みが強い。

キャッチコピーは「打感・構えやすさ・やさしさのチタンマッスル構造が大きく進化」。軟鉄鍛造ヘッドで、MPシリーズの流れを継承して生まれた「ミズノプロ 518 アイアン」。どんな手応えがあるのか?どんな弾道が打ちやすいのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
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ミズノ
チタンマッスル構造が進化
発売日:2017/09 参考価格: 123,120円