マーク金井の試打インプレッション

飛距離プラス高い操作性「ブリヂストン ツアーB JGR HF2 アイアン」

2018/02/06 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。厚めのトップブレードはミスショットしても当たり負けないイメージ

ブリヂストンの主力ブランドであるツアーBは様々なジャンルのクラブをラインアップしているが、今回試打する「ツアーB JGR HF2 アイアン」は飛距離を追求しつつ、打感と操作性も兼ね備えているモデルだ。

兄弟モデル「HF1 アイアン」は、劇的な飛びを実現するために7番のロフト角は26度。それに対してこの「HF2 アイアン」の7番のロフト角は31度。今どきのアイアンとしては標準的なロフト設定になっている。

ヘッドはセミラージサイズでセミグースネック。特徴的なのはソール幅で、ヘッドサイズに対して幅広。7番のソール幅を定規で測ってみたら約22ミリだった。

バックフェースはキャビティ構造で凹んでおり、バックフェース下部とソール側に多くの重量が配されている。「HF1」と同様、見た目から重心が低くて深いことがうかがい知れる構造だ。

メーカー資料によると、ボディ部分は軟鉄鍛造で、ライ角とロフト角の調整ができる。フェースは薄肉設計(2.2ミリ)で、ボディとつながるフェース下部をさらに薄くすることで、インパクトでフェースがたわみを促進する構造になっている。

アドレスした感じはオーソドックスな形状ながら、フェースの弾きで飛びを実現しているというこのモデル。飛距離性能に加えて、寛容性、操作性についてもじっくりテストしてみたいと思う。

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ブリヂストン
飛距離、打感、操作性の三拍子が揃う
発売日:2017/09/22 参考価格: 129,600円