マーク金井の試打インプレッション

ストレート弾道で操作性が高い「ヤマハ RMX 118 ドライバー」

2018/02/20 05:00

打ってみると?

試打クラブはロフト角9.5度。シャフトは三菱ケミカル「FUBUKI AiII 50」のSフレックス。打ってみると「シュパーン」と弾き感が強い手応えとともに、ボールはやや低めに飛び出した。吹き上がりを抑えた強い弾道でネットを揺らした。

ストレートボールを意識してスイングすると、イメージ通りのストレート弾道。前作116はややつかまりづらい感じがあったが、118はイメージ通りにつかまる。狙った方向にボールを打ち出しやすい。

RMX218のようにオートマチックにつかまったドロー弾道になるわけではなく、左へのミスも出づらい。メーカーの設計意図通り、直進性の高い弾道が打てる仕上がりだ。

印象に残ったのがインパクトの感触。フェースは弾き感が強いにもかかわらず、インパクトでボールがフェースに乗った感触が手に伝わり、それがなんとも心地いい。加えて球離れが遅く感じるので、インサイドからヘッドを入れるとドロー、アウトサイドからカットにヘッドを入れるとフェードが打てる。直進性が高いだけでなく、イメージ通りにヘッドが動いてくれるので球筋も打ち分けやすい。

ヘッドスピードを46m/sぐらいに上げて弾道計測すると、中弾道で低スピン。打ち出し角は11~12度で、スピン量は2400~2800回転。フェースのやや上側でヒットすると2000~2300回転となり、放物線弾道で飛距離を稼げた。

フェースが面長になっている影響もあって、スイートエリアも前作116よりも広がりを感じる。特に、ヒール打点で打った時に引っかけのミスが出づらくなった。

直進安定性は高く、かつ操作性の高さも兼ね備えている。やや小ぶりなヘッドを好むゴルファーや、ストレートな弾道でフェアウェイを狙い撃ちしたい中・上級者にとっては、非常に満足度が高いドライバーである。

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ヤマハ
ストレート弾道で飛ばす 118
発売日:2017/10/06 参考価格: 81,000円