マーク金井の試打インプレッション

中空構造ならではのやさしさ「タイトリスト 718 AP3 アイアン」

2018/02/27 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。ミドルアイアンはセミグースネック、ショートアイアンはストレートネックと番手によってフローしている

タイトリストのAPシリーズは「AP1」「AP2」の兄弟モデルがラインアップされていたが、今回新たな「AP3」が追加された。従来の「AP2」はヘッドが小ぶりな軟鉄鍛造アイアン、「AP1」はヘッドが大きめでミスに強く、やさしさを求めたモデルとして位置付けられていた。今回試打する「AP3」は、飛距離と操作性を兼ね備えたアイアンという位置付けで、飛びにこだわって設計されている。

外観はキャビティ形状に見えるが、ヘッド下部は中空構造(#3~9)。中空構造にすることで重心を深くし、ミスへの許容範囲を広げ、高い打ち出し角を確保しているそうだ。

ヘッド形状はタイトリストらしさを踏襲しつつ、「AP2」に比べると一回りほど大きい。シャープながら、安心感をも感じさせるデザインだ。

加えてデザイン性を感じるのがバックフェースの形状。色使いはシンプルなブラックとシルバーで、タイトリストのロゴが中央に入る。至ってシンプルなデザインだが、面取りが立体的。メッキ部分と艶消し部分を意図的に組み合わせることで、色使いでも立体感をうまく醸し出している。

ソール幅はやや広め。「AP1」よりは狭いが、「AP2」よりは広い。バウンス角はそれほど大きくない。ネック形状は番手によってフローされており、ミドルアイアンはセミグースネック、ショートアイアンはストレートネックが採用されている。

飛距離にもこだわったという「AP3 アイアン」。どれぐらい飛ぶのか?どんな球筋が打ちやすいのか?じっくりとテストしてみたい。

打ってみると?≫
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タイトリスト
やさしさとシャープさを兼ね備えた
発売日:2017/09/30 参考価格: 142,560円