マーク金井の試打インプレッション

打点がぶれても曲がらない「テーラーメイド M4 ドライバー」

2018/03/13 05:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは切り返しでしなりを感じやすいのでタイミングが取りやすい

ノーマルポジションだと、表示ロフト角9.5度でリアルロフト角9.75度。フェース角が-2.5度。ヘッドの座りも影響しているが、アドレスするとフェースが右を向く。

ライ角が56.5度と最近のドライバーにしてはフラットで、重心角は23.5度。ノーマルポジションだとオープンフェースなので、スライサーよりもフッカーが構えやすいスペックとなっている。

ロフト角が一番大きい状態に調整すると、フェース角は+0.5度でリアルロフト角は12.25度まで増える。対してロフト角が一番小さいポジションに調整すると、フェース角は-4.5度でリアルロフト角は7.5度となる。これまでのモデルと同様に、ロフト角を増やすとフックフェースになり、ロフト角を減らすとオープンフェースの度合いが強くなる。

純正シャフト「FUBUKI TM5」のSフレックスの振動数は238cpm。「M2」のシャフトと同じ振動数で、アスリート向けにしては軟らかめの設定。中間のしなりがやや大きいタイプだ。

クラブの長さはメーカー値、実測値ともに45.75インチ(※60度法計測)。クラブ重量は296.8グラムで、バランスがD2。グリップが少し軽いので総重量が軽くなっている。30~50歳くらいの男性で、体力が平均的なゴルファーと相性がいいスペックである。

クラブ測定データ

シャフトFUBUKI TM5(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)9.75
ライ角(度)56.5
フェース角(度)-2.5
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)238
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テーラーメイド
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