マーク金井の試打インプレッション

つかまり良し、弾いてぶっ飛ぶ「オノフ 赤 ラディカルスプーン」

2018/07/17 05:00

構えてみると?

ヘッド形状は奥行き方向に広がり、投影面積も大きい。FPが大きめで高弾道をイメージしやすい

グローブライドの主力ブランド「オノフ」は、対象ユーザーに合わせて「赤」と「黒」2つのシリーズがラインアップされている。今回試打するのは、2年ぶりにモデルチェンジした「AKA」(通称、オノフ赤)の3W、正式名称は「オノフ フェアウェイアームズ 赤 ラディカルスプーン」だ。

オノフ赤には3Wが2種類ラインアップされており、この「フェアウェイアームズ 赤 ラディカルスプーン」は、通常の「フェアウェイアームズ 赤」とは異なり、飛びをとことん追求したモデル。チタンボディー、チタンフェースに加え、重量のあるタングステン合金ソールを組み合わせたヘッド構造で、高初速、高打ち出し、低スピンの弾道を実現している。

アドレスしてまず目に入るのが、クラウンの形状とカラーリング。同シリーズのドライバーと同じく、クラウン部分はシルバーと濃いブルーのツートン。2色の境目となる部分には、トウからヒールにかけてパワートレンチと呼ばれるスリット(溝)が入っている。

スリットはクラウン側だけでなく、ソール側にも2本配される。このスリットを拡大させたことで、前作よりもインパクト時にフェースがたわみやすくなっているそうだ。たわみを大きくすることで、ミスショット時の飛距離ダウンの軽減を狙っているのである。

ヘッド形状は前作よりも奥行き方向に広がり、投影面積も大きい。フェースプログレッションは大きめで、アドレスすると高弾道をイメージしやすくデザインされている。

フェースの厚みは約34ミリ。3Wとしてはややディープフェースだが、ヘッド重量の60%をソールに配分することで、重心を深く、かつ低くする設計がなされている。

さまざまな素材にこだわって作られた「フェアウェイアームズ 赤 ラディカルスプーン」。その飛距離性能はどうなのか?どんな弾道が出やすいのか?じっくりテストしてみたい。

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グローブライド
大型ソールでやさしく飛ばす
発売日:2018/03/02 参考価格: 64,800円