安定性抜群、幅広いゴルファーが楽しめる「三菱ケミカル ディアマナ DF」
2018/08/28 05:00
シャフトの特性をズバリ
三菱ケミカルの主力ブランドであるディアマナシリーズは、2004年に登場した。ツアープロが求めるシャフト作りをコンセプトにしており、「青マナ」「赤マナ」「白マナ」の3つのタイプがラインアップされている。今回試打するのは「白マナ」の後継機種であろう「ディアマナ DF」だ。
これまでのモデルと同様、シャフトの手元側には花柄模様が入る。手元から中央は光沢があるブラック、先端側はダークシルバーというカラーリングだ。中央部分には初代から引き継がれる「Diamana」のロゴが大きくプリントされている。高級感があり、かつ引き締まったイメージに仕立てられている。
メーカーによると、一番のアピールポイントは打点のバラつきを軽減させたこと。ボロン繊維とMR70という素材を使うことで先端部分を強化し、ヘッドの挙動を安定させ、再現性が高いインパクトを実現。ディアマナというとプロユースのシャフトというイメージがあるが、この「DF」はプロや上級者のみならず、幅広いゴルファーが扱いやすいモデルだという。
シャフトの剛性分布を見ると、手元は「ディアマナ BF」よりも少し軟らかく、「ディアマナ RF」よりは少し硬め。中間部分は「BF」よりもほんの少し硬く、「RF」よりは軟らかい。先端は「BF」「RF」を上回り、ディアマナシリーズで最も硬い。シャフトのキックポイントは中央から手元寄りの、いわゆる中元調子となっている。
シャフト重量は50グラム台から80グラム台の4つの重量帯があり、50グラム台にはRフレックスも展開されている。今回は50グラム台を使用するので、45.5インチの長さで試打クラブを組み上げた。(※60度法計測)