飛びの性能とミスへのやさしさ「タイトリスト TS2 ドライバー」
2018/10/09 05:01
構えてみると?
タイトリストの主力ブランドである「900シリーズ」が今回のモデルチェンジでネーミングを変え、「TSシリーズ」になった。「TS」とはタイトリストスピードの略で、かつてないボールスピードと高い寛容性を実現しているそうだ。
前作の「917 ドライバー」と同様に、ヘッドは「TS2」と「TS3」の2機種がラインアップされ、ヘッド体積はどちらも460㏄となっている。今回試打するのは、ミスに対する寛容性と直進性がともに高いという「TS2 ドライバー」だ。
アドレスしてまず感じるのは投影面積の大きさ。タイトリストにはやさしさを重視した「VG3」というモデルがあるが、「TS2」はこの「VG3」と非常に似た形状だ。ヘッドのヒール側もボリュームを持たせ、後方にも膨らみがある。アスリート向けモデルながら、全面的にやさしさを感じさせる。
アドレスするとフェースはやや面長で、フェースの向きはオープン。フェースの厚みは約59ミリ。リアルロフト角もそれほど大きくなく見える。ヘッドは大きくてやさしく感じるが、前作同様、ノーマルポジションでは明らかに左へのミスが出づらい顔つきに仕上げられている。
モデルチェンジで大きく変わったのが、ソールのコスメティックだ。ブラック仕上げのソールのバックフェース側にウェートが埋め込まれ、ヘッド重量を簡単に調節できる。
前作に採用されていた、ソールのフェース側の深くて長いスリットはなく、ソール中央に「TS2」のロゴがやや大きめに入っている。ヘッドとシャフトは脱着式で、先端のスリーブの向きを変えるタイプの弾道調整機能が踏襲されている。
デザインとともに性能も変化したのか?どんな弾道が打ちやすいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたい。