マーク金井の試打インプレッション

飛んでやさしい硬派アイアン「ブリヂストン ツアーB X-CBP」

2018/12/25 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番。ヘッドは従来モデルよりもやや角張ったボックス形状だ

ブリヂストンゴルフのプロ&アスリート向けブランドである「ツアーB」。このシリーズには3種類のアイアンがラインアップされているが、今回試打するのはポケットキャビティ構造の「ツアーB X-CBP アイアン」だ。

ネーミングの最後の「P」は、おそらくポケットキャビティの頭文字を取っているのだろう。ヘッド素材は兄弟モデル「X-CB アイアン」と同じ軟鉄鍛造。ただし2ピース構造になっているので、ボディは軟鉄鍛造、フェースは弾き感が強いクロムモリブテン鋼が採用されている。

ヘッドサイズはやや大きめで、ソール幅も広め。ヘッド形状はこれまでのBS顔ではなく、やや角張ったボックス型。デザイナーが代わったのだと思われるが、顔つきはエッジが効いたシャープな形状になっている。

バックフェースに目を転じると、フェース裏側の両サイドに重量を多く配したポケットキャビティ構造。中央部分には鮮やかなブルーの差し色が入る。

前作と異なり、フェースの両サイドに重量を多く配分することで左右の慣性モーメントを増やし、なおかつ低くて深い重心を狙っている。物理的に高弾道な打ちやすさを求めていることがうかがえる。

ソールはやや幅広で、前作に比べるとバウンス角が増した感じがする。払って打つことよりも、ダウンブローに打ちたくなる形状だ。

ネックはストレートで、スクエアに構えやすい面長フェース。兄弟モデル「X-CB」に比べるとひと回り大きく見え、安心感が増している。

前作同様、シャープな見た目でありながら、高弾道がやさしく打て、ミスにも強く仕立てられた「X-CBP」。どんな弾道が打ちやすいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたい。

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ブリヂストン
発売日:2018/09/14 参考価格: 116,640円