前作よりやさしさが向上したツアーB X-CBPアイアン

【ミヤG】
ツアーBの新しいポケキャビは、前作からヘッドのデザインが少し変わりましたね。前作は、打点の裏側がもっこりと肉厚になっているのが特徴でした。

今回の試打は6番アイアン。ヘッドが小さすぎずミスに強そうな雰囲気

【ツルさん】
前作はハーフキャビティの「X-CB」と見た目のデザインが揃うように作られていたので、バックフェースの中央が肉厚になっていたんですよね。新モデルはトウ側とヒール側にボリュームを持たせてある一般的なポケキャビ形状になりました。これによってヘッドの慣性モーメントを向上しているらしいですよ。今回の試打クラブは6番アイアン。では、ミヤGから自分のアイアンと打ち比べてみてください！

【ミヤG】
よく飛びますねぇ。自分のアイアンよりもキャリーで10ヤード以上は飛ばせます。ロフトが3度立っているせいもありますが、少しフェースが弾いてくれているみたい。左右ブレが少ないのは、ヘッドの慣性モーメントのおかげかも知れませんね。見た目の印象よりも、格段にやさしく打てます。

【ツルさん】
僕は以前にコースでツアーBシリーズのアイアンを打ち比べたことがありますが、ハーフキャビの「X-CB」と比べると、「X-CBP」のほうが明らかに飛ぶし、寛容性が高かったです。ラウンドの途中からは、この「X-CBP」ばかりを使っていましたよ。だって、こっちのほうが簡単でストレスがないから（笑）

【ミヤG】
打点がズレても助けてくれますよね。実戦力で考えると、やっぱりこういうポケキャビのほうがいいんでしょうなぁ。

【ツルさん】
「X-CBP」は、ボディが鍛造でフェースはクロムモリブデン鋼。打点裏側が肉厚ではなくなったので打感が心配でしたが、そのあたりはきちんと作り込まれていて、インパクトではボールを押しつぶしているようなフィーリングもあります。7番アイアンのロフトが31度と立ちすぎていないので、番手ごとの距離を打ち分けやすい使いやすさもあると思いますよ。

【ミヤG】
そうなんですよね。思ったほど打感は悪くないし、こういうアイアンもアリかなぁ。でも、なんか決め手に欠けるんですよねぇ。

【ツルさん】
性能的にはバランスがいいので、少しやさしいアイアンを使いたい熱心なゴルファーや、これからゴルフを頑張りたい初心者にもオススメできるモデルです。もう少しバックフェースのデザインがスタイリッシュだったら、ミヤGの購入の決め手になっていたかも知れませんよね。

飛距離性能とミスに対する許容性がアスリートアイアンとしてバランス◎

■ 試打したクラブのスペック

ブリヂストン ツアー B X-CBP アイアン
●番手（ロフト角）：6番（27度） ●シャフト：NSプロ モーダス3 ツアー 105 ●フレックス：S

■ マイクラブ情報

ミヤG：ミズノ MP-5 アイアン
●番手（ロフト角）：6番（30度） ●シャフト：プロジェクト X ●フレックス：6.0（S+）

ツルさん：タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手（ロフト角）：6番（29度） ●シャフト：ダイナミックゴールド 105 ●フレックス：S200