マーク金井の試打インプレッション

ハードヒッターも安心、抜群のコントロール性「ミズノプロ モデル-S ドライバー」

2019/01/22 05:00

クラブを計測してみると?

「ツアーAD GM-1 D」は、インパクトゾーンでしなり戻るスピードがそれほど速くはない

ノーマルポジションで計測すると、表示ロフト角が9.5度に対してリアルロフト角が10度。フェース角は-2度。実際に打ってみると、リアルロフト角が小さい割にはボールが上がりやすくなっている。

ライ角は58.25度とややアップライトで、ノーマルポジションでの重心角は18度と小さい。重心距離が短い割にヘッドが返りすぎない特性は、重心角が小さいことが影響しているのだろう。

調整機能を利用して一番ロフト角が小さいポジション(7.5度)にすると、フェース角は-3.5度、リアルロフト角は8.5度となった。対して、一番ロフト角が大きいポジション(11.5度)にすると、フェース角は?0度となり、リアルロフト角は12.5度となった。ロフト角調整機能は、シャフト先端のスリーブを回転させる方式なので、ロフト角を減らすとオープンフェースの度合いが増え、ロフト角を増やすとオープンフェースの度合いが減る。

「ツアーAD GM-1 D」シャフトの重量が55グラムで、トルクはメーカー値で5.4。実際にスイングしてみると、ねじれが適度にあってタイミングが取りやすい。振動数は257cpmと、純正シャフトのSとしては硬めである。

長さはメーカー値が45.5インチで、実測値も45.5インチ(60度法計測)。クラブ重量は297.1グラムでバランスはD1.5。45インチに換算した重量は約303グラム。35~55歳ぐらいのゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトツアーAD GM-1 D(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)10
ライ角(度)58.25
フェース角(度)-2
長さ(インチ)45.5
振動数(cpm)257
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