マーク金井の試打インプレッション

レーシングマシンのようなレスポンスの速さ「フジクラ デイトナ スピーダー」

2019/03/26 05:00

シャフトの特性をズバリ

手元側の剛性が高く、中間から先端にかけてわずかにしなる。シャフト全体のたわみ量は少ない

藤倉ゴム工業の「スピーダー エボリューション」シリーズはプロ、アマチュアを問わず多くのゴルファーから支持されているが、今回新たに登場したのが「デイトナ スピーダー」だ。

これまでのスピーダーシリーズは重量帯別にモデルがラインアップされていたが、「デイトナ スピーダー」は1種類のみ。

フレックスはR、SR、S、X、XXがあり、それぞれ重量が異なる。Rが51.5グラム、SRが56グラム、Sが61グラム、Xが64グラム、XXが66.5グラムと硬くなるほど重くなる。

シャフトのバット径(手元側の口径)も、フレックスがひとつ上がるごとに0.1ミリずつ太く仕上げられている。

デザインはベース色が鮮やかなパールホワイトで、そこにゴールドのグラフィックが入る。シャフト中央部分に入る「DAYTONA SPEEDER」のロゴもゴールドでプリントされており、従来のモデルにはないきらびやかな装飾だ。

メーカーによると、プリプレグ(カーボンシート)には東レ製の最先端カーボン繊維「トレカ」M40Xを初採用。また、超高弾性「90tカーボン」を全長に使うことで、最大級の加速感とインパクトの最大化を実現したとのこと。

超高弾性シートを使うと挙動がシャープになりすぎる傾向にあるが、「ボロン繊維」を配合することで尖った性能を緩和させる設計もなされている。

今回はシャフト重量を考慮して、試打クラブの長さは45.5インチに仕上げた。

シャフトの挙動≫
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藤倉コンポジット
発売日:2019/03/14 参考価格: 86,400円