マーク金井の試打インプレッション

シャープでやさしく、心地良い打感「ピン G410 アイアン」

2019/04/16 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。前作「G400」に比べわずかに小さく感じ、グースも抑えられている

ピンのアイアンには「iシリーズ」と「Gシリーズ」があり、「Gシリーズ」はヘッドが大きく、ミスに対するやさしさをアピールしている。今回試打するのは、この「Gシリーズ」の最新作「G410 アイアン」だ。

従来の「Gシリーズ」と同様にヘッドは大ぶりだが、前作「G400 アイアン」に比べると、少しだけ小さく感じる。やさしさをアピールしつつも、シャープな印象を与えたい意図が伝わってくる。

ヘッドの大きさに合わせて適度なグースネックだが、「G400」よりわずかにグースの度合いが弱められていて、ネックとフェースのつながりもシャープな印象に仕上がっている。

メーカーによると「G400」より約12%フェースのたわみを増やし、ヘッドの重量配分を見直すことで、上下左右の慣性モーメントを約14%拡大させたそうだ。

ヘッド素材は、前作同様「ハイパー17-4ステンレススチール」。ステンレス鋳造でありながらも打感の良さにもこだわっており、バックフェースには心地良い打感を生み出すエラストマー(樹脂)バッジが埋め込まれている。「iシリーズ」と同じくパールクローム仕上げで、ピカピカ光らず構えやすく、撥水効果も高いらしい。

前作と比べると、ヘッド形状がシャープになった「G410」。ヘッドが少し小さくなったものの、ミスに対するやさしさはこれまで以上だとメーカーはアピールする。どのくらいやさしさいのか?飛距離性能はどれくらい上がったのか?じっくりとテストしてみたい。

打ってみると?≫
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ピン
発売日:2019/03/21 参考価格: 116,640円