マーク金井の試打インプレッション

ミスに強くアゲンストにも負けない飛び「PXG 0811 XF GEN2 ドライバー」

2019/04/30 05:00

構えてみると?

ヘッドの投影面積が大きく、フェースも面長形状。慣性モーメントの大きさにこだわったデザインだ

PXGの会社名はParsons Xtreme Golf。インターネット関連企業の経営者だった、ボブ・パーソンズ氏が作ったゴルフメーカーで、プレミアムブランドを展開している。

「0811 XF GEN2ドライバー」は、同社のラインアップで最も投影面積が大きい「XF」の2世代目のモデル。このためGEN2(ジェネレーション2)とネーミングされている。

ヘッド体積は460cc。投影面積が大きく、フェースも面長形状。前作と同様、慣性モーメントの大きさにこだわったデザインだ。

フェースの厚みは約56ミリで、バックフェースはシャローバック。重心を低く、深くしたい意図がうかがえる。フェース面にはスコアラインの溝はなく、レーザー処理でスコアラインが描かれている。

モデルチェンジによって大きく変わったのがクラウンだ。前作はフルチタンだったが、「GEN2」のクラウンはカーボン素材。編み目がくっきり入ったつや消しのカーボンが埋め込まれている。F1マシンにも使われる、剛性が非常に高いカーボンを採用することにより、クラウンの重量を15グラム軽くすることに成功した。

ソールに目を転じると、ヒール側には重さが異なる2種類、計5個のウェートビスが埋め込まれている。このビスは取り外し可能で、2種類の配置を変えることによって、ヘッド重量、重心距離を調整できる。シルバーのビスはタングステンで2.5グラム、黒の方はチタンで0.5グラムとなっている。

ヘッドとシャフトは脱着式で、シャフトの装着方向を変えることにより、±1.5度ロフト角を変えられる。

米国のみならず、国内でも注目を集める「PXG」のドライバー。第2世代の飛距離性能はどうなのか?どんな弾道が出やすいのか?じっくりとテストしてみたい。

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