マーク金井の試打インプレッション

ミスに強くアゲンストにも負けない飛び「PXG 0811 XF GEN2 ドライバー」

2019/04/30 05:00

クラブを計測してみると?

試打クラブには米国ツアーや国内女子ツアーで人気の「TENSEI CK プロ オレンジ」を装着

スタンダードポジションの場合、表示ロフト角10.5度で、リアルロフト角が9.75度。フェース角が-4度と、オープンフェースの度合いが強く、リアルロフト角は表示ロフト角よりも小さい。

ライ角は60度とアップライトで、今どきのドライバーとしては平均的な数値だ。つかまりに影響を与える重心角は27.5度と、平均をかなり上回る。リアルロフト角が小さく、オープンフェースなので、重心角が大きい割にボールがつかまりづらいのだと思われる。

高弾道のポジションでシャフトを装着すると、リアルロフト角は11.5度になり、フェース角は-2.5度。低弾道のポジションだと、リアルロフト角は8.25度で、フェース角は-6度になる。

「TENSEI CK プロ オレンジ 50」のRフレックスの振動数は246cpm。Rシャフトとしてはかなりしっかりしている。手元がしなるタイプで、しなり戻りのスピードはそれほど速くない。硬さ的にはRというよりはSに近いシャフトである。

長さは実測値で46インチ(※60度法計測)。クラブ重量は304.3グラムでバランスがD3。30~50歳ぐらいの男性で、体力が平均的、もしくは平均以上の人と相性がいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトTENSEI CKプロ オレンジ50(R)
ロフト(度)10.5
リアルロフト(度)9.75
ライ角(度)60
フェース角(度)-4.0
長さ(インチ)46
振動数(cpm)246
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