マーク金井の試打インプレッション

一気に振り切れ心地良い「プロギア RS RED ドライバー」

2019/06/18 05:00

構えてみると?

奥行き方向にボリュームを持たせてデザインされ、重心が深くつかまりが良くなる形状

プロギアのプロ、アスリート向けブランド「RSシリーズ」に新たに加わったのが、今回試打する「RS RED ドライバー」。同社のRED(赤)シリーズは脈々と続いているが、今回はRSブランドとして発売された。

ヘッド体積は460ccで投影面積も大きく、特に奥行き方向にボリュームを持たせてデザインされている。最近の主流である、重心が深くつかまりが良くなる形状だ。

ユニークなのがクラウン上部のデザイン。RSシリーズとなったことで、フェース上端は傾斜したWクラウン構造となり、インパクト時に発生するフェースのたわみ(変形)が大きくなった。

加えて、ヘッドの左右方向、上下方向ともに慣性モーメントの数値を最大限に上げることで、ミスヒット時でも初速ロスを抑えて安定した飛びを実現した。

フェースの厚みは約53ミリ。ヘッド後方は薄べったいシャローバックとなっており、高弾道をイメージしやすく仕上げられている。

ヘッドとシャフトは接着固定され、調整機能が省かれたシンプルな構造だ。ソールの後方にはネジが埋め込まれているが、こちらも固定式となっている。

純正シャフトはフジクラとの共同開発で、「Speeder EVOLUTION for PRGR」のロゴがシルバーで大きく入る。シニアゴルファーを意識しているのだと思うが、シャフトもヘッドも深みのあるワインレッド。シャフトは硬さによって重さが少しずつ異なり、今回試打するM43(S相当)は46グラム。

飛距離性能はどうなのか?どんな弾道が打ちやすいのか?じっくりテストしてみたい。

打ってみると?≫
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プロギア
発売日:2019/04/12 参考価格: 95,040円