マーク金井の試打インプレッション

低スピンで安定の飛びと高い操作性「タイトリスト TS4 ドライバー」

2019/07/23 05:00

クラブを計測してみると?

「ツアー AD 60 by Titleist」は、中間部分がしなるタイプでニュートラルな特性

スタンダードポジションだと、表示ロフト角9.5度でリアルロフト角が8.5度。フェース角が-2度。表示ロフト角よりもリアルロフト角が小さく、フェースの向きがオープンになっている。ライ角は59.5度とアップライト。重心角は25.5度と、浅い重心の割にやや大きめである。

弾道調整機能でロフト角が一番大きくなるポジションにすると、リアルロフト角は10.25度まで増える。ボールを上げたい人は、そうした方がイメージ通りの弾道が打ちやすくなるだろう。

「ツアー AD 60 by Titleist」のSの振動数は253cpm。アスリート向けの60グラム台のSとしては、平均よりもやや数値が低い。手元剛性が高く、中間から先端側がしなるシャフトだが、インパクトゾーンでヘッドがアッパーに動く度合いはやや控えめだ。長さはメーカー値、実測値とも45.25インチ(60度法計測)。

ヘッドはスリーブ込みで約200グラム、クラブ重量は308.1グラムで、バランスがD2。25~55歳ぐらいの男性で、体力が平均的な人と相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトツアー AD 60 by Titleist(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)8.5
ライ角(度)59.5
フェース角(度)-2
長さ(インチ)45.25
振動数(cpm)253
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タイトリスト
発売日:2019/07/05 参考価格: 77,760円