マーク金井の試打インプレッション

低スピンで安定の飛びと高い操作性「タイトリスト TS4 ドライバー」

2019/07/23 05:00

構えてみると?

ヘッド形状はシャープ、ヒール側のボリュームも控えめ

タイトリストの主力ブランド、TSシリーズの“TS”とは“タイトリストスピード”の略で、かつてないボールスピードと高い寛容性を実現したとうたう。

今回試打するのは、新たにラインアップに加わった「TS4 ドライバー」。ヘッド体積は430ccと、TSシリーズの他モデルと比べると30cc小さく、操作性を高めたい意図がうかがえる。最近のタイトリストはやさしさを重視したドライバーが多いが、この「TS4」はその流れに乗らないモデルだ。

アドレスするとフェースはやや面長で、フェース向きはオープン。スタンダードポジションだとリアルロフト角が小さく、低めの弾道をイメージしやすい顔つきに仕上げられている。

ソールに目を転じると、重量ネジの位置が「TS2」と異なる。「TS2」は重量ネジがバックフェース側に配されているのに対し、「TS4」はフェース寄りに埋め込まれる。フェース側に重量を多く配することで、重心を浅く低くしたい意図が見て取れる。

ヘッドとシャフトは脱着式。先端のスリーブの向きを変える弾道調整機能が踏襲されている。

小ぶりなヘッドで操作性を高め、かつ浅い重心で低スピン弾道を打ちやすくチューニングされている。見た目の通りに低スピン弾道で飛距離を稼げるのか?操作性は高いのか?じっくりテストしてみたい。

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タイトリスト
発売日:2019/07/05 参考価格: 77,760円