安定した高弾道とビッグキャリー「タイトリスト TS2 ユーティリティ」
2019/09/10 05:00
構えてみると?
タイトリストの主力ブランドであるTSシリーズ。ユーティリティは2モデルがラインアップされており、今回試打するのは「TS2 ユーティリティ」だ。
ヘッド体積は公表されていないが、ユーティリティ(以下UT)としてはやや小ぶり。全体的に丸みを帯びた形状で、これまでのタイトリストのUTと比較すると、トウ側のボリュームがなくなっている。
ソールに目を転じると、フェース側に重量調整用のネジ止めウエートが配されている。従来モデルよりもウエート位置をフェース寄りに移動させることで、重心を浅く、低くしたい意図がうかがえる。
ヘッドとシャフトは脱着式で、ドライバーやフェアウェイウッドと同様に、弾道やライ角を簡単に調整できる。
アドレスするとフェースはそれほど面長ではなく、慣性モーメントの拡大よりも操作性を高めたい形状だ。スタンダードポジションだとフェース向きはオープンの度合いがやや強く、フッカーが好む顔つきである。
ドライバーやフェアウェイウッドと同じく、タイトリストスピード(TS)とネーミングされた「TS2 ユーティリティ」。どんな弾道が出やすいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりとテストしてみたい。