マーク金井の試打インプレッション

打点がぶれても、飛んで曲がらない「三菱ケミカル ディアマナ ZF」

2019/10/01 05:00

シャフトの特性をズバリ

手元側のしなり量が非常に少なく、シャフト全体のしなりも控えめ

三菱ケミカルのディアマナ第4世代には「BF」「RF」「DF」3つのモデルがラインアップされていたが、今回試打するのはシリーズに新たに加わった「ディアマナ ZF」だ。

これまでのモデルと同じくシャフトの手元側には花柄模様、その下に大きく“Diamana”のロゴが入る。ロゴ部分は光の加減で色が変わるホログラム調の仕上げで、高級感をうまく演出している。カラーリングは手元から中間部分は光沢があるブラック、先端側はダークシルバーとなっている。

「ZF」は、インパクトに向けて力強く加速するしなやかさを加え、スピン量を抑えた弾道で“飛んで曲がらない”を実現したとのこと。

重量バリエーションが多い点も特徴のひとつ。「ディアマナ」はツアープロ御用達というイメージがあるが、この「ZF」ではこれまでになかった40g台がラインアップされた。40g台から80g台の重量帯から選べ、硬さもR2からTXまで、豊富に展開されている。

キックポイントは中央から手元寄りの、いわゆる中元調子となっているが、剛性分布で見ると「DF」に比べて手元剛性がわずかに高く、中間剛性がわずかに低い。

今回は50g台のシャフトを使用し、45.5インチの長さで試打クラブを組み上げた。(※60度法計測)

シャフトの挙動≫
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三菱ケミカル
高次元の飛んで曲がらないを追求
発売日:2019/09/05 参考価格: 43,200円