マーク金井の試打インプレッション

ミスにやさしく抜群の安定性「タイトリスト T200 アイアン」

2019/10/15 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。トップラインは「T100」に比べわずかに分厚い

タイトリストから新ブランドとして登場したTシリーズアイアン。APシリーズからのリプレースモデルとなるが、これまでと同様にヘッドは3種類ラインアップされている。今回試打するのは、ヘッドサイズが「T100 アイアン」よりわずかに大きめの「T200 アイアン」。

トッププレーヤーが求める機能を凝縮!「T100 アイアン」の試打インプレッション

バックフェースは凹んだキャビティバック。ボディとフェースからなる2ピース構造が採用され、フェースは鍛造で薄肉設計。ボディは凝った作りで、ヒールとトウにはヘッド重量の3分の1を超えるタングステンが配される。

加えて「T200」と「T300」には、フェース中央付近の内側に円形のシリコンポリマーが埋め込まれた「マックスインパクトテクノジー」が採用されている。これによりボールスピードを最大化し、飛距離性能の向上を図っている。

「T100」と同じくソールは丸み感が強く、米国製アイアンにしてはバウンス角が小さめに感じる。

トップラインは薄めながら、「T100」に比べるとわずかに分厚い。ヘッドの大きさも「T100」よりもわずかに大きめで、ネック形状は少しオフセットが入る。グースネックとまではいかないが完全なストレートネックでもない。アドレスするとボールを包み込むイメージが出る。

バックフェースの形状は凹凸があって、こちらもデコラティブに仕上げられている。シンプルさよりも、革新的な印象をゴルファーに与えたい意図がうかがえる。

タイトリストらしい洗練された顔つきと、革新的な構造のキャビティバックで登場した「T200」。どんな弾道が打ちやすいのか?打感はどうなのか?じっくりとテストしてみたい。

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タイトリスト
発売日:2019/08/30 参考価格: 129,600円