とにかくつかまり、やさしく飛ばせる「プロギア NEW egg 5500 ドライバー」
2019/12/03 05:00
構えてみると?
プロギアのモデルのなかでも、革新性を前面に打ち出しているのがEGGシリーズ。新たにラインアップに加わったのが、今回試打する「NEW egg 5500 ドライバー
」だ。
モデル名の“5500”の読み方は“ゴーゴー”。ルール適合内で、とことんやさしさを追求するために取り組んだのが、慣性モーメントの大きさとつかまりの良さ。ヘッドのトウヒール(左右)方向の慣性モーメントは5350g・cm2とルール上限に近く、つかまりに影響を及ぼす重心角(重心アングル)は37度と非常に大きい。
慣性モーメントの数値を上げると、重心角を大きくしづらいのだが、「NEW egg 5500 ドライバー」はこの常識を打ち破った設計がなされている。
アドレスすると、つかまりを意識していることがひと目で分かる。フェースプログレッションが非常に小さく、アイアンでいうところのグースネック形状になっている。フッカーは構えづらさがある半面、スライサーには安心感がある顔つきに仕立てられている。
ソールに目を転じると、中央部分に大きく“egg”のロゴ、その下にやや小さめに“5500”と入っている。クラウン側は艶のあるブラックで、ソール側はマットブラックとダークシルバーのツートン。シンプルな色使いながらもインパクトがあるデザインだ。
フェースの高さは約53ミリ。ややシャローで高弾道をイメージしやすい。フェースの向きはフックフェースではなくスクエア。ヘッドとシャフトは接着固定で、弾道調整機能は省かれている。
インパクトでフェースが開きづらい設計にすることで、アマチュアの飛距離アップを図っているようだが、見た目通りにつかまりは良いのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりと試打してみたい。