「シャープな振り心地で大きさを感じさせない」アキラ ADR ドライバー
2017/08/26 05:00
金谷多一郎プロの評価点総合評価4.3点
飛距離 | 直進性 | コスト感 | 打感 | やさしさ |
5 | 5 | 4 | 4 | 4 |
つかまり | 弾道高さ | 構え易さ | 操作性 | デザイン |
4 | 4 | 5 | 4 | 4 |
今回は、3年ぶりのモデルチェンジで6代目となった「アキラ ADR ドライバー」を試打してみたいと思います。
まず見た目ですが、クラウンがマット(つや消し)塗装になっています。先代よりも体積が10cc増えて460ccになったことで、投影面積が大きくなりました。クラウン形状はフラットになり、フェースもシャローです。重心距離は長くなっていますが、重心の深さを調整することで、つかまりが悪くならないように設計されているということです。
構えてみると、フェース面はバルジとロールが上手く作られていて、“絶壁”に見えないように工夫されていますね。
打ってみると、非常にシャープに振りやすいです。ヘッドからシャフトまでが一体となって、スッと動いていったような感じがします。どこにも継ぎ目がないような、よどみなく自然にクラブが放り出されたような、といった感じで好印象でした。打球音は、歴代のADRと比べてクリアな高い音で、つんざくようなストレート弾道のイメージとフィットしていて心地よいです。
今回、「アキラ ADR ドライバー」を打ってみましたが、とてもバランスが良いドライバーでした。構えた感じは今どきの大型ヘッドドライバーですが、ひと昔前の洋ナシ型のパーシモンヘッドを拡大したような、良い顔立ちをしています。ヘッドが大きいことによる慣性モーメントをあまり感じさせないシャープな振り心地で、自分の動き通りにクラブがついてくる感じが心地よいドライバーですね。